「知っていれば良かった・・」脳梗塞の前兆症状とは

   

知っていますか?脳梗塞の前兆症状

柏市の脳卒中(脳梗塞・脳出血)のリハビリ専門整体【北柏のぞみ整体院】の氏原です。

今日のテーマは「脳梗塞の予防と前兆」に関しです。

脳梗塞を予防するためには、脳梗塞の前兆を知っておきことが不可欠です!

このブログを参考にして脳梗塞を未然に防ぎましょう!

 

まずはこちらの動画を御覧ください

 

脳梗塞の代表的な前兆症状とは

一過性脳虚血発作

TIA

聞いたことありますか?

Transient[一過性の]

Ischemic[血流が乏しくなる]

Attack[発作]

のことで、脳梗塞の前兆である一過性脳虚血発作のことを指します。

実はこのサインは危険なイエローサイン・・いや赤信号です!!

TIAの症状は脳梗塞の後遺症の症状に類似しています。

  • めまいやふらつき
  • 片側手足の脱力
  • 片側手足のしびれ
  • ろれつが回らない
  • 半分の視野が消失
  • ものが2重に見える

脳梗塞後遺症と同じような症状ですが、一番の特徴は「少し休むと改善する」ことです。

そのため、「疲れていたのか?」と自己解決してしまって 放置してしまうケースが多いのです!!

 

なんで脳梗塞の前兆症状のTIAが起きるのか?

TIAは脳梗塞と連続する概念であり、原因も脳梗塞と類似します。以下が代表的な3つの原因です。

血栓によるもの
動脈硬化により頸部や脳内の動脈にできた血栓(特に頸動脈にできるものが有名です)が、脳の血管を詰まらせることが原因となります。TIAの原因としてこれはとても多く、TIA患者全体のうち3分の2程度の割合になります。

心臓が原因になるもの
心房細動という不整脈や心臓疾患が原因となり、心臓にできた血栓が脳に流れていき、脳血管を詰まらせることにより起こります。TIAの原因の残りほぼ3分の1がこれです。「心原性脳塞栓症」と呼ばれます。

血圧が急激に低下するもの
血圧低下が原因となることは稀ですが、太い動脈に高度の狭窄や閉塞がある状態で急激な血圧の低下が起きると、脳の血流が大きく下がってTIAが起こることがあります。

 

脳梗塞の前兆のTIAになったら必ず脳梗塞になるの?

10〜15%が3ヶ月以内に脳梗塞を発症すると言われ

そして、その半数はなんと2日以内に発症しています。

また、TIA後の脳梗塞のリスクを計算で出すことができます。

これをABCD2スコアと言います。

一過性脳虚血発作TIAのリスク層別化 ABCD2スコア

一過性脳虚血発作(transient ischemic attack:TIA)は脳梗塞の前兆となる病態として重要です。TIA発症後早期の再発リスクを層別化する代表的なスケールとしてABCD2スコアがあります。
A:age 年齢 60歳以上(1点)
B:blood pressure 血圧 140/90mmHg以上(1点)
C:clinical features 臨床像 片麻痺(2点)運動麻痺のない言語障害(1点)
D:duraition of symptoms 持続時間 10~59分(1点)60分以上(2点)
D:diabetes 糖尿病 (1点)
の頭文字を取って名付けられたもので、これらの合計点数(合計5項目・最高7点)によって脳卒中再発リスクを評価します。

2日以内の再発率はABCD2スコアが0~3点で1.0%、4~5点で4.1%、6~7点で8.1%になります。
また、ABCD2スコアに加えて、MRI DWIの陽性所見(新定義では脳梗塞にあたる)やMRAでの主幹動脈の閉塞病変も早期再発リスクであることが報告されています。

最近の欧米の報告によると、TIA患者の10~15%が3ヶ月以内に脳梗塞を発症し、そのうち約半数は最初の2日以内です。また、TIAの発症後6時間以内、12時間以内、24時間以内の脳卒中発症リスクはそれぞれ1.2%、2.1%、5.1%であり、1ヶ月以内に再発した患者のうち42%は最初の24時間以内であったという報告もあります。

まとめ

脳梗塞の前兆として代表的な一過性脳虚血発作(TIA)は軽い脳梗塞後遺症のような症状として現れ、時間が経つと消失します。この特徴から、ただの疲れなどと自己解決してしまうことが多いので、早い段階で危険なサインに気づいて受診してください!

 

 

追伸

のぞみ整体院は、柏市周辺で脳卒中(脳梗塞・脳出血)でリハビリテーション病院でのリハビリを終えてた方を対象にした、「継続したリハビリテーションのお手伝いをする」場所を提供しています。

私がリハビリテーション病院で勤務時代、

「もっと良くなりたい。なる気がするのに帰ったらもうダメね・・」

「帰った後にしっかりリハビリできるとこないの?」

退院間近の患者様がよくこんなことを口にしていました。

退院後のリハビリを提供できる場所はあります。

訪問リハビリテーション・外来リハビリテーション・デイケア・デイサービス

などなど・・

でもあくまでも「維持期のリハビリテーション」という考えです。

脳梗塞・脳出血後の発症から時間が経った身体の機能をさらに引き出すことは困難です・・

さらに、現在は医療保険での維持期のリハビリが縮小されつつあるため「外来リハビリテーション」を頼りにしていた方々も、「来月で卒業です」なんて言われて目標達成できていない段階で終了してしてしまう方も多いのではないでしょうか??

本当に脳梗塞・脳出血後の方が「もっと身体をよくしたい!!」という声に応えれる場所が極端に少ないのが今の現状です。

これをどうにかしたい。1人でも多くのクライアント様のお役に立ちたい。そんな思いで「のぞみ整体院」を営業しています。

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