装具に頼らない歩きを手に入れる方法【脳梗塞リハビリ】
2016/10/28
装具がないとつま先が引っかかってしまうあなたへ【脳梗塞リハビリ】
脳卒中(脳梗塞・脳出血)後遺症のリハビリで、以下のような壁にぶつかることはないですか?
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装具がないとつま先が引っかかってしまう
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足を出そうとしすぎて、腰に力が入ってします
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足首が内側を向いてしまい、足がまっすぐつけない
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足の指が握ってしまって痛みが出ている
上の悩みは、脳梗塞・脳出血後遺症で入院してリハビリをしている人や、在宅に帰った後の方々のリアルの声です。
「麻痺した足の支えはできてきた!」
しかし
「しかし、引っかかりがなく振り出すことができない」
そのため、屋外などの不整地を歩く際に、転倒を防ぐ為にかなり神経をすり減らしながら歩くことになります。
そんな悩みのヒントをこのブログからせていただければと思います^^
なぜ装具がないと、つま先が引っかかるのか?【脳梗塞リハビリ】
よくある答えは
- 足首の筋力がない
- 膝を曲げる筋力がない
- 股関節を曲げる力がない
この3つはよく出る答えです。しかし、この筋力を鍛えても臨床上なかなか効果が持続しないことが多いのではないでしょうか?
このような筋力を鍛えることは間違えではありません。もちろん必要なことです!!
でも!
筋力を鍛える前に、見て欲しいポイントがあります
元気な方にしっかり体重が預けられている?〜脳梗塞リハビリ装具によらないコツ〜
まずは、「健側にしっかり体重が預けられているか否か」です!
健側に頼るの!?もう初めから頼っているは!!って思った方がいると思いますが、ここで大切なのは
「最小努力で健側を使えているかどうか」
という点です。
つま先引っかかる方は、案外ここが欠けているパーターンが多いですよ!
上半身の重心が、健側の足の上にしっかり乗る前に、麻痺した足を振り出してしまう。
そうなると・・
重心が健側下肢上に来ていない状態で振り出し動作を行うのだから、そこで片足立ちの形を取らなければいけません。その状態ってかなり健側の筋力を必要になります。
健側の過活動になると次は何が起こるか?・・・・
連合反応を誘発してしまい、振り出し時の足首の内反などの原因なります。
この健側の過活動こそが、振り出し時の内反や引っかかりの原因になっていることが多いんです!
連合反応って何だって方はこちらをご参照→脳梗塞で片麻痺になった腕がリハビリで固まらないコツ
詳しくは動画を御覧ください
まとめ
重要なことは
「つま先が引っかかるから装具をつけましょう」
ではなく
「つま先の引っかかる原因は〇〇!そこを意識すれば装具を外してもある程度は振り出せる。装具を着けた時も同じ意識で歩こう!」
って考えが変わってくると、装具を家の中で外した時の怖さが減る可能性がありますよ!
是非参考にしてください!
最後に・・・装具を外して歩ける可能性を見つけてみませんか?
発症から数年経ってもそれが可能なことを知っていますか?
その可能性を引き出せるのが、こちらです
のぞみ整体院はこんな場所です・・
介護保険や医療保険下でのリハビリでは頻度や場所が限られてしまいます。
特に、脳梗塞後の方や脊髄損傷後遺症の方が退院後に継続してリハビリを行うところは、ほとんどありません。
「リハビリをして、もっと身体を良くしたい!!」しかし、できる場所がない。
こんな想いをしている方はたくさんいるのではないでしょうか?
私は病院勤務時代からこのような不安を抱えたまま退院していく人をたくさん見てきました。
このような脳梗塞・脊髄損傷後遺症でリハビリを必要とする人を救いたい!
そんな思いで【のぞみ整体院】を作りました。
今まであなたに受けてきたリハビリはどんなリハビリでしたか?
- とりあえずベッド上でストレッチをしてもらう
- リハビリ=マッサージだと思っている
- 脳梗塞によって麻痺した手足をきついトレーニングで鍛える
- 歩くことが一番のリハビリだ
- 脳梗塞によって麻痺してない側は関係ない
このようなリハビリを受けてきませんでしたか?
全否定はできませんが、果たして良くなりましたか?
このようなリハビリは
「今の身体の機能に何かプラスで付け加えよう」って考えです。
- 筋肉をつけよう
- 体力をつけよう
- 身体をやわらかくしよう
このように、いくら頑張ってプラスの要素を増やしていっても、それを使いこなせる身体の準備ができていなければ意味がありません。
プラスで付け加える前にしなければいけないことは
動くための身体のベースを整えること
これが重要になります。
身体のベースが整うことで・・ 今あなたが持っている最大限の能力を引き出すことが可能になります!!
「動く準備ができた状態」のことです。
- 身体を安定させるインナーマッスル
- 身体を動かすアウターマッスル
これらがしっかりと各々の仕事をすることが「身体の基礎が整っている」状態です。
準備ができていることにより、脳梗塞によって麻痺した手足が最小限の出力で動かすことが可能になるのです。
「訓練を頑張って何かをつけていく」
ではなく
「あなたの今の身体の機能を最大限引き出し、無理なく身体を動けるようにしていく」
これをコンセプトに【のぞみ整体院】では施術を行っています。
脳梗塞・脳出血後の継続したリハビリに興味がある方はこちら!