腰痛はレントゲンを撮っても意味がない!?

      2016/08/31

千葉県柏市の脳卒中(脳梗塞・脳出血)後遺症・難治性腰痛専門整体【のぞみ整体院】院長の氏原大貴です。

本日のテーマは前回に引き続き「レントゲンの真実」に関して書いていきます。

前回は、「腰のレントゲンやCTを取ることの放射線被ばくのリスク」「こんなにレントゲンを撮るのは日本だけ」この2点が重要ポイントでした。このような、レントゲンに対するリスクがある中で、実は「腰痛と画像診断は関係性が少ない」という事実が発覚したのです!!

ほとんどの腰痛患者にレントゲンは無意味!?

「レントゲンが唯一意味をなす時は、重大な病変が潜んでいいる疑いがあるか、手術を要する切迫した状況の時だけです。」

医者が患者を診断する目的は2つあります。ひとつは危険な病気を除外する為、そしてもう一つは患者を安心させるためです。

この目的を果たすために、最重要なツールとして日本ではレントゲンやCTを使用します。しかし、その検査結果によって、歳を重ねるごとに進行する「変形性腰椎症」「椎間板変性」、手術を連想させる「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」などと、診断された患者は安心するどころか不安を強めてしまい、「自分の腰痛は一生治らない」と考えてしまうのです。

腰痛の容疑者は誰だ!!

上記のような診断がついたところで、実はその画像所見と【腰が痛い】という症状に関しては関係性が認められていないのです!

これは、様々な研究結果から証明されています。

「レントゲン写真で確認できる背骨の異常所見は、必ずしも腰痛と関連しているとはいえず、そのほとんどは単なる生理的変化に過ぎない」

「健常人の椎間板を徹底的に調べたところ、椎間板の異常はごく一般的に見られるどころか、むしろ椎間板変性のある方が腰痛発症率が低い」

「脊柱管の狭さと症状の程度との間には相関関係がない」

つまり、上のような診断をつけられたからと言って、

「その画像診断が原因で腰痛が出ているというのは断言できない」

なので、「こんな診断名がついたから一生腰痛と付き合っていくのね・・」なんて諦める事は絶対にないのです!!

 

まとめ

様々な研究から【診断名=腰痛】と考えは間違いということが、本日の最重要ポイントです。

診断名が付く前から必ず【腰痛】はSOSサインとして身体に出ているはずです。いきなり、変形してから腰痛がドーーーんって来ることは大きな外力(転倒など)が加わらない限り皆無です。

腰痛は、「姿勢の崩れ」や「動き方の悪い癖」の影響で小さなストレスが腰部にかかり蓄積することで、痛みを生じていることがほとんどです。しかし、この状態で整形外科にかかっても骨などにはまだ影響が出ていないので、医者は何もできません。おそらく、牽引したり、電気かけたりで対応されてしまうのでは・・

東洋医学的に言うと、この状態を【未病】といいます。この未病のレベルでしっかり腰痛を解消していくことが「診断」をつけられる前の最大の予防になるのです。

この未病に気づき、しっかり自分の身体と向き合い、自分の身体に投資できる方は将来「手術が必要な腰痛」になるのは防げるのはないでしょうか。のぞみ整体院では、そんな方々の力になります!!

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