脳梗塞後遺症の動きの効率をよくするコツ

      2016/08/30

No More「スムーズに動くために筋トレをしましょう」

あなたが脳梗塞後のリハビリや腰痛治療で1度は言われたことありませんか?

  • 麻痺した足の支える力をつけるために筋トレをする
  • 長い距離を歩くと足が重くなるから持久力をつけるために筋トレをする
  • 腰痛には腹筋が有効だから腹筋を鍛えている

こんなイメージでリハビリを受けている人は多くいるのではないでしょうか?

現在のリハビリ業界でも「筋力最強説」が依然唱えられていますので、あなたがそう思ってもしょうがないです。

はっきり言ってこれは間違いです。

臨床経験上、本当に筋力が落ちてパフォーマンスが下がっているケースは全体の1割いるかどうかです・・

筋肉はどれくらいでついてくるか知っていますか?

gurasu

このグラフは、トレーニング期間と筋力の関係を表したものです。

簡単に説明すると「筋肉が大きくなってパワーがつくまでに約2か月かかる」とのこと。

二か月間、毎日筋トレをして筋力がつくのを待っていますか?

身体の効率性を上げるトレーニングとは?

本当に筋肉が萎縮して筋力が低下している場合を除いて上記のような症状の改善されるには筋トレだけでは難しいです。

例えば、油の回っていな動きの鈍い乾電池式のラジコンカーがあるとします。このラジコンカーをより遠くへ走らせるためにはどうすればよいでしょうか?

車自体はそのままで乾電池を沢山用意する

ラジコンカーを整備して今の乾電池で長く走るようにする

どちらが効率的かわかりますよね?

乾電池を沢山用意するというのは「筋トレをして長い距離に耐えれる身体を作って歩けるようにする」

ラジコンカーの整備というのは「今の身体の能力を引き出して効率のよい歩行を獲得する」

両方ともゴールは同じですが、到着した時の身体の疲労具合は圧倒的に後者が少ないはずです。

のぞみ整体院のトレーニングの目的は、自分の身体が何か目的を持って動かそうとしたときに、もっとも負担が少なくて滑らかに身体を動かすことができるかどうかです。

そして、滑らかに身体を動かせるようになった時に、その結果、自分の求めているパフォーマンスを得ることができているのです。つまり、きちんとトレーニングをすれば自然と求めている身体になる。これが理想です。

では、効率よく動ける身体にはどうなってなればよいのか?

重要なのは「身体の基礎づくり」です。

こちらの記事をお読みください

 

腰痛の原因が発覚!「身体を筋肉で支える」はダメ!?

 

身体の基礎整うだけでもパフォーマンスの向上は望めます。さらに、パフォーマンスアップを目指す際は、この身体の基礎が整った状態で前提条件で、個別性評価を行い「身体をどう動かすか」をクライアントに指導していきます。

次回から、人によって違う身体の動かし方【個別性の評価】に関して書いていきます。

 

 

 

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