骨折後の歩きの崩れを治したい!
2016/08/12
次のようなお悩みはありませんか?
- 交通事故や転倒によって骨折をした後、歩き方が変になって自分で治せなくなってしまった
- 脳梗塞後遺症によって体重のかけ方が分からなくなった
- 歩くと頭がフラフラしてしまう
まずは動画をご覧ください
20代男性で10年前にバイク事故で大腿骨を骨折した方で
「崩れてしまった歩きを治してほしい!!」
と強い希望があり来店していただきました。
上が治療前で下が治療後の動画です。
こちらのクライアント様は10年前にバイク事故で右大腿骨の骨折をして、その後から歩きの崩れが出始めてしまった方です。
痛みはほとんどない状態ですが、
- 「右足に体重をどうやって乗せていいかわからない」
- 「右のお尻周りの筋肉が働いていない感じがする」
- 「歩いているとふくらはぎと太ももが張ってくる」
このような症状を10年間も抱えていました。
クライアント様も当院に行きつくまでは、整体や接骨院に通ったりしていましたが変化がなく諦めている状態でした。
クライアント様のような骨折後の方だけだなく、脳梗塞後遺症の方でも麻痺した足の方へ体重が乗せれないことはよく感じる事ではないでしょうか?
どうすれば体重がしっかり乗るの??
当院に行きつくまでに整体や接骨院では、
- 右のお尻の筋肉が足りないから鍛えなさい
- 事故の影響で右足が短くなっているからしっかりストレッチをしなさい
このようなことを指導されてきたみたいです。
実際に身体をチェックしていくと、
- 右のお尻の筋肉の反応が遅い(筋力は正常)
- 足の長さは見かけ上あるが、骨盤のゆがみから来ている
- 長年右の股関節を避けて使う身体の使い方のエラーが生じている
このような状態でした。
今まで指導されてきた内容は的外れではないですが、根本原因に対してのアプローチが足りていませんでした。
体重を乗せるため重要なことは筋力!!
って思っている方多いのではないでしょうか?
違います。
体重を乗せて行く為には、上半身の重さを足に伝えていく必要があります。
立った状態で、みぞおちが移動する足の上に載ってくるイメージで上半身と体幹をスライドしていくと体重が乗ってきます。
体重が乗ってくると足底に圧が集まり始めて、反対側の足底の圧が減少して行く感じを体感してください。
これを意識するだけで片足立ちなどがピタっ!!と止まってきます。
当たり前のことですが、骨折後や脳梗塞後の方はこのような基本的な動きを忘れていることが多々あります。
大切なのは、筋肉で支えるイメージでなく上半身と体幹を移動させて足の骨の上に乗せていくイメージで行うことです!
このクライアント様も足の筋肉は一切鍛えることなく
- 座った状態で左右の坐骨の上半身を乗せる練習
- 立った状態で上半身・体幹を足に乗せる練習
この2点だけでここまで歩容の改善がみられました。
治療後は
「右足でしっかり踏めてる!」
「足が伸びた気がする」
「こんなにお尻が働いているのは本当に久しぶり」
と感動してくれました^^
筋トレやストレッチなど身体に+αを求めるのではなく、今ある機能を最大限引き出してあげるだけでも十分に症状が改善してきます!!改めて身体の基礎の大切さを実感いたしました。