装具に頼らないで立つ方法【脳梗塞リハビリ】

   

装具に頼らないために必要な身体の機能【脳梗塞リハビリ】

柏市の脳卒中リハビリ専門【北柏のぞみ整体院】の氏原です。

装具は、しっかりと適切なものを使用すれば身体の機能を補い・引き出してくれる素晴らしいツールです。

しかし、自分に合っていない装具や、身体の基礎が整っていない状態で装具をつけると「過剰に装具に頼る状態」になってしまい自分の現在の身体の機能を生かせないことがあります。

今日は、「身体の基礎作り」に関してお話できればなと思います。

 

以下のような悩みはありませんか?

 

  • 装具がないと立位を保持するのが難しい

  • 立っていると健側の足が張ってします

  • 長く歩くと健側の足がパンパンになる

  • 立っていると腰が張ってしまう

  • 杖に頼りすぎて肩が痛い

1つでも当てはまるのであればお役に立てる情報です。是非参考にしてみてください^^

 

 

装具をつける前の身体の準備をしていますか?【脳梗塞リハビリ】

ますはこちらの動画を御覧ください

 

 

装具に頼ってしまうのは「〇〇」が使えていないから!?【脳梗塞リハビリ】

このブログを御覧の方へ質問です。

身体を支えるのに1番必要な要素ってなんでしょう??

脳梗塞 リハビリ 装具

 

筋肉!!

って9割の方が答えます。

確かに僕達が勉強してきた教科書に

抗重力筋・姿勢保持筋は〇〇!

姿勢保持筋

って思いっきり書いてあります。

これで教育されてきた私たちですから、「立位が保持できない」「膝が伸びない」って時には

「あ、この姿勢保持筋の〇〇が弱いんだ!!鍛えて伸びるようにしよう!!」

「はいっ、1・2・3・4・5頑張って頑張って!」

私たちがこの考えなので、もちろん患者様の同じように教育されます。

 

でもでもでも

結果が出ない・変化がない・・持続しない・・

そんな経験はありませんか?

私は本当最近まで正直この考えでリハビリをしていました。でも何か違和感・しっくりこない・患者様がきつそう そんなことを薄々感じていました。

 

あなたはどうですか??

もちろん最低限、筋肉は必要ですよ!でも何か大切なものが抜けていないか??

 

そう

 

骨だ!!!!!

身体の丈夫で硬いものをしっかりと活用すれば、筋力は最小限の出力でいいんです。

 

装具に頼らないためには「骨で立つ」【脳梗塞リハビリ】

脳梗塞 リハビリ

 

骨格を支えに使えるとどんな効果があるでしょう?

 

「筋力の出力を最小限に抑えることができる」

 

これが1番です。

 

支えるって機能は、やはり硬くで丈夫なのものに頼るのが一番効率がよいです。

その骨だけで身体を支えることは困難で、不安定なため崩れてしまうので、関節に靭帯があり補強されています。

そこにさらに「身体を支える筋肉」ことインナーマッスルが自動的に機能することで「骨でたつ」ことができるようになるのです。

インナーマッスルとは深層筋のことで、主に姿勢を細かく調節したり、関節の位置を正常に保ったりする働きがあります。

姿勢が崩れている人や関節に痛みがある人は、ほとんどの場合このインナーマッスルが機能してなく、アウターマッスルで身体を支えてしまっています。

このアウターマッスルの過剰な活動が麻痺側の痙性を強めてしまう原因となるんです。

 

なんで筋肉で支えても姿勢は良くならないのか・・

上で述べた姿勢保持筋は、アウターマッスルと呼ばれ、「身体を動かす」筋肉だからです。

身体を動かすための筋肉(アウターマッスル)というのは、

  • 危ない!!って時に一歩を出す
  • 物をとる時に腕を上げる
  • 歩くときに一歩をだす

このような時に使われます。

この身体を動かす筋肉を「身体を支える」ために使っているとどうなるでしょうか?

「身体を支えるの」と「身体を動かす」のダブルワークになってしまいます。

その結果、アウターマッスルが疲れてきてしまい、痛み・コリの発生・動きにくくなってしまいます。

アウターマッスルを頑張らせすぎの方が多いのかもしれませんね。

 

理想的な立つ・歩く準備のできた状態

ここまでをまとめると

アルターマッスルは「身体を動かす筋肉」

インナーマッスルは「身体を支える筋肉」

この役割をしっかりと分けた身体を近づけることが【痙性の抑制】【パフォーマンス向上】につながります。

一流のプロスポーツ選手をみると、イチロー

ジョーダン

野球界のイチロー・バスケット界の伝説マイケルジョーダンは、身体の役割分担が完璧で「究極の身体」とも言われています。

超一流には筋肉モリモリの人ってあんまりいないのかもしれませんね。

 

ここまでが装具をつける前に調整して欲しい「身体の基礎」になります。

ここが整った状態を評価して、適切な装具を選定してあげることが理学療法士の役割なのかなっていもいます。

現象に対して、それにあったモノを提供することは誰でもできますからね^^

 

 

のぞみ整体院はこんな場所です・・

介護保険や医療保険下でのリハビリでは頻度や場所が限られてしまいます。
特に、脳梗塞後の方や脊髄損傷後遺症の方が退院後に継続してリハビリを行うところは、ほとんどありません。
「リハビリをして、もっと身体を良くしたい!!」しかし、できる場所がない。
こんな想いをしている方はたくさんいるのではないでしょうか?

私は病院勤務時代からこのような不安を抱えたまま退院していく人をたくさん見てきました。
このような脳梗塞・脊髄損傷後遺症でリハビリを必要とする人を救いたい!
そんな思いで【のぞみ整体院】を作りました。

今まであなたに受けてきたリハビリはどんなリハビリでしたか?

  • とりあえずベッド上でストレッチをしてもらう
  • リハビリ=マッサージだと思っている
  • 脳梗塞によって麻痺した手足をきついトレーニングで鍛える
  • 歩くことが一番のリハビリだ
  • 脳梗塞によって麻痺してない側は関係ない

このようなリハビリを受けてきませんでしたか?
全否定はできませんが、果たして良くなりましたか?

このようなリハビリは
「今の身体の機能に何かプラスで付け加えよう」って考えです。

  • 筋肉をつけよう
  • 体力をつけよう
  • 身体をやわらかくしよう

このように、いくら頑張ってプラスの要素を増やしていっても、それを使いこなせる身体の準備ができていなければ意味がありません。

プラスで付け加える前にしなければいけないことは

動くための身体のベースを整えること

これが重要になります。

身体のベースが整うことで・・ 今あなたが持っている最大限の能力を引き出すことが可能になります!!

「動く準備ができた状態」のことです。

  • 身体を安定させるインナーマッスル
  • 身体を動かすアウターマッスル

これらがしっかりと各々の仕事をすることが「身体の基礎が整っている」状態です。

準備ができていることにより、脳梗塞によって麻痺した手足が最小限の出力で動かすことが可能になるのです。

「訓練を頑張って何かをつけていく」
ではなく

「あなたの今の身体の機能を最大限引き出し、無理なく身体を動けるようにしていく」

これをコンセプトに【のぞみ整体院】では施術を行っています。

脳梗塞・脳出血後の継続したリハビリに興味がある方はこちら!

脳梗塞 リハビリ

 

 

 

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