脳梗塞後の手足の硬さを無理なく解消する方法とは
脳梗塞後遺症の手足へのストレッチは逆効果!?
脳梗塞後の症状として、麻痺した手足が痙性(無意識に力が入る症状のこと)が強まったり、健側の足腰も麻痺側をかばう為に疲労して硬さが出ていることが多くあります。
この痙性の強い手足ををほぐすためにマッサージやストレッチをよくリハビリでは行います。
しかし、経験された方はわかると思いますが、痙性で硬くなっている筋肉・関節をグイグイ押したり、引っ張ったり・・・・・「痛い!」「キツイ!」って感じると思います。
この痛みで、また痙性が挙がってしまうこともしばしば・・
あまり効果を出せないことが多い印象でした。
のぞみ整体院ではこの痙性や身体の硬さに対して【操体法】を用いて治療していきます。
前回の記事では操体法は痛みに対してとても有効と書きましたが、脳梗塞によって麻痺した手足の痙性を解消することにも絶大な効果を得られます。
なぜ、痙性改善に操体法が有効なのか?
操体法は前回紹介したように本人に動いてもらって体の「ひずみ」を解消する療法のため、自身の力で体が良くなっていくのを体感することができ身体への負担が最小限に抑えられます。
通常はどんな療法でも施術者(治す人)と患者(治してもらう人)という関係になりますが、操体は患者自身が治す人となり、施術者はそのお手伝いをするという感じです。
やり方をマスターすると自分ひとりで行なうこともできます。
リハビリで行うストレッチや一般的なカイロプラクティックは、正常に近づけるために矯正していきます。
一方、操体法では気持ちよさともなう動作を行ない、その快適感覚を味わってるだけで必要に応じて骨格バランスが「自然と矯正されます」。
つまり身体が本来望んでいるバランスが自然と取り戻されるのです。
痙性改善の鍵は健側の手足!
脳梗塞後の麻痺した手足はとても敏感な状態ですので、少しの刺激でも痙性があがってしまいます。
そのため、操体法のように痛みやキツさがない施術を選択することがベストと考えられます。
痙性というのは、健側の手足や腰背部を過剰に使用した際に出る反応(連合反応といいます)によって起こるといわれています。
そのため、痙性を起こした手足を伸ばしたり揉んだりしても持続した効果は期待できません。
過剰に使用している健側の手足や腰背部を脱力させることが、痙性改善の鍵となるのです。
そのため、【のぞみ整体院】では麻痺した手足を直接調整せずに、健側手足から間接的に調整を行い痙性の解消をしていきます。
良く患者様から
「なんで直接触ってないのにこんなに力が抜けるの!?」
「こんなに気持ちよく伸びたのは久しぶりだ!!」
と感じていただいています。
いままでの脳梗塞後のリハビリのイメージとかなり違いを感じると思いますが、確実に効果を体験することが出来ます。
もう痛くて辛いストレッチをしなくていいんです。
このブログで一人でできる痙性の解消に役立つ操体法を自主トレ法を紹介していきます。
ぜひ記事を読んで役立てていただけると嬉しいです!